いらっしゃいませ「草履、雪駄、いー下駄.com」の福島です。

「すみません、浴衣下駄を下さい」と言ってご来店になるお客様が時々います。
別に、これが浴衣用って決まりがある訳ではないので、好きな下駄の形と鼻緒を選んで下さい。と申し上げます。
特に浴衣の場合は、浴衣の色柄と、下駄のコーディネートに気を使わなくても、全然おかしくないので、自由に組み合わせて下さい。
当店では下駄の形は、古くから在る伝統的な形の物を扱い、最近出回っている新しいデザイン物はあまり置いていません。
下駄は縄文時代の田下駄から発展してきた物で、非常に長い歴史の中で淘汰され、履きよい形の物だけが残ってきている訳ですから、当店はそれを中心に扱っています。
かつては前坪位置が内側に寄った、左右の有る下駄を何かの資料で見かけた事があります。
現在、ほとんどの下駄や草履は左右対称で、左右の区別が有りません、これも淘汰されて現在の形に落ち着いています。
なぜ左右の区別が無くなったか？機会があればこの件についての考察も書いてみたいと思います。

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