ご覧いただきありがとうございます。福島履物店の福島です。
雪駄のカカト部分は擦り減ったら交換出来るようになっています。
ここで言う雪駄は竹の子の皮で表を編み皮底を付けた、本来の意味での『雪駄』です。
当店サイトで雪駄をお買い上げいただいた方には、交換用として１足分サービスでお付けしておりますが、補修部品としてサイトで販売もしています。
このカカト皮は半月型に抜いてある皮を当店で減り止め金具が入るように加工しています。
左上のが未加工の状態ですが、通常50足1セットのものを1〜2セット仕入れ、100ないし200枚の革をテーブルに広げ、厚さや色の似通った物を選んで左右のペアにして通し番号を振ります。

これまでは、平ノミを片足分で４回V字に入れ、繋がった部分に慎重にカッターを入れ切り落としていました。

結構これが手間のかかる作業になるので、ノミを特注しました。

１回でV字に抜けるノミです。

仕上がりもきれいで作業が大幅に楽になりました。

カカト皮はこちらで販売しています