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 実演 鼻緒すげ、挿げるのが難しい雪駄に鼻緒を挿げる工程を紹介

一人一人の足に合わせる鼻緒すげは、長時間快適に履いていただく為の一番重要な部分です。
私達が天保五年の創業より代々受け継ぎ、時代に応じて改良を加えた職人技で、履きよく、緩みにくいように
一足一足丁寧に心を込めて仕上げています。

鼻緒すげの工程1

 1
鼻緒の端末から10数ミリの所に穴をあけ

鼻緒すげの工程2

 2
その穴に麻ひもの先端を通します

鼻緒すげの工程3

 3
通した麻ひもを鼻緒との馴染みを良くし、緩みにくい手法で下ごしらえをします

鼻緒すげの工程4

 4
最後に緩みが出にくいようグッと引き締め鼻緒の下処理が完了

鼻緒すげの工程5

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鼻緒端末の処理のしかたは店によってそれぞれ違いがあったりします。
ここでご紹介するのは当店のやり方です。

鼻緒すげの工程6

 6 次に雪駄に穴をあけます。雪駄には鼻緒を通す穴が開いていませんので、編んである縦縄を切らないように慎重に畳の目の間を広げます。カメラ目線ですが、普段は真剣に仕事してます

鼻緒すげの工程7

 7
次に畳の目の間に鼻緒を通すための道具を入れます。

鼻緒すげの工程8

 8
道具を抜くとこの様に中空のスリーブが残ります

鼻緒すげの工程9

 9
このスリーブの中に鼻緒の紐を通します。

鼻緒すげの工程10

 10
スリーブごと底の方へ引き抜き鼻緒を通します

鼻緒すげの工程11

 11
前坪を通す穴を空けます。穴の位置が中心からずれている時は削って修正します。

鼻緒すげの工程12

 12
くじりを通してしばらく放置しておき、穴を拡げます。

鼻緒すげの工程13

 13
雪駄の場合、前坪の二本の麻紐は、ほんの少し間隔を空けて一本づつ通します。

鼻緒すげの工程14

 14
履く人の足の大きさに合わせてまず、前坪の長さを決めて締めます。

鼻緒すげの工程15

 15
挿げ具合が足に合っているかを、高感度センサーとなっている手を入れ確認します。

鼻緒すげの工程16

 16
鼻緒左右のバランスを確認して問題なければ緩まない様に堅結びします。

鼻緒すげの工程17

 17
後の再調整が自由に出来る様に、充分な余裕を残して麻紐を切ります。

鼻緒すげの工程18

 18
最後に角鋲で裏蓋を止めて完成。私は左利きなので金槌は左手で使います

鼻緒挿げの道具

雪鼻緒すげに使用する道具、雪駄の場合はこれだけ。
左から、鼻緒の処理をしたり、表の編んである目の間を広げる為の「くじり」、広げた目に差し込み、鼻緒を通す為の「緒通し(鉄砲なんて言う所も)」そして金槌、技術さえ有れば、さして特別な道具は入りません。
左上に写ってしまった赤い蓋は知る人ぞ知る、最高の木工用ボンド、下駄の修理に使っています